【てならい後記】刀鍛冶技法を受け継ぐ職人から学ぶ、包丁作り 23/03/26
みなさんこんにちは、スタッフのゆづるです。
神楽坂での研ぎのワークショップでもおなじみ、正次郎鋏刃物工芸さまにて「包丁づくりワークショップ」が開催されました!
今回は千葉県成田市にある鍛冶場にお邪魔して、実際に熱い鉄を叩いて自分で包丁を作っていくワークショップです。
正次郎鋏刃物工芸3代目の石塚祥二朗さんに手取り足取り教えていただきながら、
鉄と鋼を合わせた金属を叩いていきます。
叩くと、金属から不純物や酸化鉄が弾けるように飛んでいきます。
これが綺麗で綺麗で。
この勢いも光も写真には写しきれないので、ぜひ一度みんな現場でその熱を体験してみてほしい!と思いました。
型を使用せずに熱した鉄をたたいて形を作るこの「総火造り」の技法は、古くは日本刀の製造に用いられていた技術です。
遥か昔の鍛冶職人が日本刀を作りながら見ていた光も、きっとこんな感じだったのかな…
作ったのは大きめのペティナイフほどの大きさの包丁。
先を丸めるか、すっとのびた形にするかなど、希望を伝えながら形を作っていきます。
包丁の柄も3種類から選ぶことができて、まさに世界に一つだけのMy包丁が形になっていきます。
形ができたら完了です!
ちなみに、銘も彫ってもらえるとのことで、今日の日付を入れようか、名前を入れようかなど皆さま真剣に考えていました。
このあとは先生が「焼き入れ」や「研ぎ」などの仕上げを行って、後日皆さまのお家にお届けします。
仕上がりを首を長くして待つ時間も、また楽しいものですね。
また、このワークショップでは初めに包丁の研ぎ方も教えていただけるので、作った包丁は長く大事に使うことができます◎
包丁作りに興味のある方は、お知らせメールに登録して次回募集をお待ち下さい!
石塚さま、奥さま、娘さま、いつも本当にありがとうございます。
そしてお足元の悪い中、ご参加くださった皆様、ありがとうございました!