【てぬぐい】注いで染める、まさに「注染」
「糊置き」で折り重なった生地をそのまま染め台におき、必要のない部分に染料が流れでないように糊で土手を作ります。
その中にドヒンとよばれるじょうろで染料を注いでいきます。ドヒンは注染用に特別につくられたもので、染液がもれずに注げるように、注ぎ口に工夫がされています。コーヒーポットよりさらに注ぎ口が細いですね!
染料は均等に、効率よく浸透させるために、染台に設置されている減圧タンクで吸引しながら注いでいきます。下からポンプで吸引するため、生地の目(すき間)をつぶすことなく染め上げることができ、生地のやわらかな肌触りを保つことができます。一通り終わると重なったままの生地を裏返し、反対側から同じ作業を繰り返します。こうすることで、裏表なく、きれいに染められます。
次はササットすばやく洗い流す「水洗い」の工程へ。