町の染め屋が育てる、藍の生葉絞り染めワークショップ。8月
藍の生葉染めはやったことがありますか?
藍染めといえば、藍色と呼ばれる濃い青色を想像しますが、実は藍の生葉で染めた色は、爽やかなブルーになります。
江戸の染めの産地、新宿区”落合”の染め工房にて、庭で育てた藍の生葉を使っての、初めての生葉染めを体験出来るチャンスです。シルクのスカーフに、板締めや絞りと呼ばれる技法を使って好きな柄を付けるのが、また、とても楽しい!
午前は無地のスカーフを絞り染めにしますが、午後は糊をあらかじめた生地で市松柄にも染められます。(午後の会はこちらから)
葉を摘むところから始める藍染め、まさに季節を感じることのできる夏の体験。密を避けて、屋外で行いますよ。
シルクのスカーフを染めるので、これからの季節にもぴったり!藍の生葉は生き物なので、摘んですぐに染めないと色がでません。なので藍を育てている場所でしかできない、貴重な体験なのです。
藍の葉はとても鮮やかな緑です。この緑の葉であんなに鮮やかなブルーに染まるなんて、本当に不思議ですよね。生葉から染めることによって、自然の不思議さや面白さも感じる事ができます。
単色での染めなので、生地を板で挟み込んだり、結ぶ(絞る)ことによって、染色液に浸けない白い部分を残すことで柄をつくります。
これらの板締めや絞りと呼ばれる技法を駆使して、狙った通りに柄を出すのが結構難しいですが、面白さでもあります。同じ色で染めても、みなさんの個性をしっかりだして、自分だけの柄に染めることができます。
午後の会では市松柄にチャレンジします。(こちらから。)
体験場所は100年に渡り着物の反物を染めてきた工房「染めの里おちあい」。新宿区落合にある着物の反物を染めている本物の染め工房です。
染めの里おちあいでは、”地産地染”というキーワードを打ち出しています。これは、「町で育てた染料を使って、様々なものを染めてみよう」という取り組みです。今回もこの藍染めのために、藍を育てて待ってくれています。
100年前と今とでは、「染める」という仕事は、全く違う立ち位置になってしまったのだろうと思います。けれど、「自分で染める」という経験は、そのモノがどのような思いで作られているかを知ることにつながります。そして、経験したことがある人がひとりでも増えることが、私たちの大切な染め文化を守っていく一歩でもあるように思います。
見るたびに鮮やかな緑の葉の姿も、それを染めている人の想いも、同時に感じられる。そんな藍染めスカーフを一緒に染めてみませんか?
・午後は市松柄に挑戦。7月の様子はこらから。
【てならい後記】町の染め屋が育てる、藍の生葉ワークショップ。7月
会場までの行き方:
<藍染め体験>
染の里おちあい
西武新宿線 中井駅より徒歩4分
都営大江戸線 中井駅A2出口より徒歩4分
東西線 落合駅より徒歩8分
※特に落合駅からは迷い易いので、Googleマップ等をご使用になられることをお勧め致します。
<和裁オプション>
神楽坂のにっぽんてならい堂(ひみつの小店)
東京都新宿区横寺町30茶ノ木テラス202東西線 神楽坂駅より徒歩4分
都営大江戸線 牛込神楽坂A2出口より徒歩8分
★今回日程が合わない方で、次回開催のお知らせを希望の方はこちら
<藍染め体験>
2021年8月28日(土)11時〜無地絞り染 13時半〜市松(格子)柄
作業目安60~80分程度
※作業進捗によって前後します。
<和裁オプション>
運針習得+小物制作の全2回:2021年9月4/11日
いずれも(土)13時半〜 開催