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木を削れない子供より、木を削れる子供の方が、もしかすると人生の機会に恵まれるかもしれません。

木を削ることを教えられない親より、教えられる親の方が、もしかすると子供と一緒に楽しめることが多いかもしれません。

まあ、その答え合わせは難しいかもしれませんが、これまで意外と木を削る機会に恵まれなかった子供のために、いや、親子のために、夏休みにワークショップをご用意しました。

バターナイフにこだわっている人は正直、あまりいないと思います。笑

けれど、今まで何の感情も持っていなかった道具が、急にくらしの中で存在感を放ち始める、、、自分たちで作った道具にはそんな魔法がかけられています。

難しいことは無く、型をとって糸のこぎりで削った後は、ナイフなどは使わずにヤスリとサンドペーパーで磨いて仕上げていきますので、小さなお子さんでも安心です。

親子が一緒になって木工に触れてみる機会、夏休みの宿題にもいかがでしょう。

多摩産のXXか、家具でよく使われるウォールナットナットのどちらかからお選びいただけます。

多摩産のヒノキと、家具でよく使われるウォールナットの2本をお渡しするので、親子で1本ずつ作ってもいいですし、お子さんが2本作ってもいいですし。

今回は中野にあるモノ・モノさんとの共同企画で、講師は木工家の伊藤洋平さん。

イギリスで木工を学んだ伊藤さんは、第一線にいる作家が木工を教えるという文化に日本との違いを感じたと言います。

ご自身が木工家になったきっかけともあいまって、もっと気軽に木や家具や木工に触れる場面が増えれば良いという考えには、てならい堂も共感しています。

最近では木育という言葉もありますが、むしろ親の世代の方も、木や木工に触れた機会は少ないかもしれませんね。

子供と親とが一緒になって、普段は手にしない木の材料でモノをつくってみる機会は、どんな未来につながっているかは分かりません。

けれど、これだけは言えるのは、普段顔の見えないつくり手やものづくりとの距離を縮めてくれるきっかけになるかもしれないということ。

ご家族でのご参加、お待ちしています。あ、もちろん大人おひとりでのご参加もいつも通り、歓迎です。

今回使う道具はこれだけ。気軽にご参加いただける入門編です。

今回使う道具はこれだけ。
気軽にご参加いただける入門編です。

最後は、クルミを潰してクルミ油で仕上げます。
まさかクルミからこんなに油が出るなんて!


伊藤さんが木工家になったきっかけは、近所に大工さんがいたこと。何が人生のきっかけになるかは分かりませんね。

伊藤さんが木工家になったきっかけは、近所に大工さん
がいたこと。何が人生のきっかけになるかは分かりませんね。

会場となる中野のモノ・モノは木の質感を感じられる素敵な空間です。今回はモノ・モノさんとの共同開催。

会場となる中野のモノ・モノは木の質感を感じられる
素敵な空間です。今回はモノ・モノさんとの共同開催。


場所 :  モノ・モノ
東京都中野区中野2-12-5 メゾンリラ104
*駐車場のご用意はありません。近隣のパーキングをご利用ください。
日時 :

2017年8月6日(日)

1回目/10:00~12:00
2回目/14:00~16:00
*開始5分前までに会場にお越しください。
*完成時間は作業のスピードによって前後する場合があります。

内容 :

◎定員
各回10組
*親子でご参加の場合、ご夫婦とお子様お一人で1組でもOKです。お子様がお二人になる場合は、2組分お申し込みいただく方が良いと思います。
*1組につきバターナイフの材料2種類と道具は1人分となります。
*ヒノキとウォールナットの材料を1つずつお渡しします。
◎参加費
3,000円(税別)
◎持ち物 
特にありませんが、木の削りかすが出ますので、汚れても良い服装でお越しください。