味噌蔵と繋がるオンライン100人味噌仕込み2022春
にっぽん てならい堂が2013年のオープン以来毎年開催してきた、新潟の団四郎味噌さんと開催する手前味噌仕込みのワークショップ。
なんとおうちにいるだけで、美味しい味噌と、お味噌の作り方が手に入ってしまいます。
今年もオンライン開催!オンラインなら、お子さんも安心して一緒に参加してもらえますしね。
キットを事前にお届けしますので、ご自宅でネットの前に集まって、全国のみんなとわいわいと味噌を仕込んでみませんか。
てならい堂の味噌仕込みは、初めてだからこそ、味噌作りのプロから習ってしまおうというコンセプト。今回材料を提供して、協力してくれるのは、新潟は新飯田地区で80年続く丁寧に味噌づくりを続ける『糀屋団四郎』の4代目藤井さんです。
吉田さんには現地新潟からアドバイスをいただきます。味噌蔵の中もせっかくなので少し見学させてもらいましょう!
さて、今回作るのは、日本の味噌の8割を占めるといわれる米味噌。大豆、糀(米)、塩、とシンプル極まりないから、素材の美味しさが味噌の美味しさに直結します。
味噌の命は糀。糀屋団四郎の名の通り、糀にこだわる団四郎さんでは、現在では珍しいヘギと呼ばれる道具を使った手作り糀を使っています。
新潟産のお米の良質な粒を丸々使用し、糀室と呼ばれる暖かい部屋で二日間、「糀」の字が表す通り、米の花を咲かせるがごとく、一粒一粒に麹菌が食い込む様に、大切に手を入れます。
もう一方の主役である大豆についても、現代のお味噌は技術革新により、この大豆を煮る時間を短縮するのが一般的ですが、団四郎味噌では100年ものの和釜でじっくりと蒸し上げて使います。この手間が、やっぱり旨さにつながってるんです。
今回は乾燥大豆を皆さんのご自宅にお送りするので、皆さんにもぜひ、旨さにつながるひと手間をお願いしたく。こちらの大豆を事前に一晩水につけ、そしてお鍋でことこと煮ておいていただきたいのです。
糀と大豆とのバランスも考え探し求めたお塩も含めて、これらこだわり抜いた素材を、丁寧に手間ひまかけて、それだけ食べても美味しいくらいに下ごしらえをするのだから、当然、その材料で作られる味噌が美味しくなるんですね。
そして、ワークショップでは、そこまでお膳立てされた材料を使うことにより、私たち初めての素人でも、美味しいお味噌を仕込めてしまうんです。
さて、そんな団四郎式のお味噌の熟成期間はしっかりと夏を越して、オススメは1年間!
食べる楽しみの前に、待つ楽しみがあるのも、味噌仕込みの醍醐味ですから、本物の材料と、1年間じっくりとお付き合いください。
団四郎味噌さんとのワークショップは今回でついに10回目ですが、このワークショップを通じて団四郎味噌の4代目が伝えたい想いとは何なのか、以前に語ってくれたことがあります。
「今、みなさんが日常手にするお味噌は、スーパーで1kgのパックに入ったお味噌。スーパーなど現代の流通形態に合わせた保存のために、その製法も工夫されてきました。
けれど、そもそもお味噌は古来より保存食でした。冷蔵庫にいれる必要も無いし、カビが生えるのも当たり前なのが、本来の味噌なんです。
現代になって、大きく変わってしまった味噌ですが、昔ながらの製法の味噌の美味しさや本来持っていた魅力といったものが、私が一番伝えたいことです。」
てならい堂も、古いものや古いやり方であれば全て良いことなんだ、とは思っていません。ただ、古来からの歴史や、そこに含まれる先人の知恵を学ぶことは、私たちが変化の時代を暮らすにあたって、とても大切なことの様な気がしています。
それを知った上で、次の世代に何を残して、伝えていくのかを考えていきたいのです。だから今回、団四郎味噌さんの協力のもと、一緒に手を動かす体験を、より多くの方に経験してもらいたいと思っています。
リアルの現場感は得られませんが、けれど日本全国どこからも、そしてお子さんと一緒にも参加しやすい今回のオンライン味噌仕込み。なんだ、おうちにいるのもなかなかいいじゃん!そんな機会に、みんなでしちゃいましょうよ。ね。
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あ、もう一点お知らせが。とはいえ1年待たずに美味しいお味噌を食べたい方のために、団四郎さんの美味しいお味噌、キットと一緒に配送できます。ご希望の方は、こちらから一緒に注文してくださいね。
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場所:
みなさまのおうち
日時:
2月6日(日) 13時〜
申込〆切:2月4日金曜正午