鉄のフライパン。その魅力は、にっぽん てならい堂でもずーっとお伝えしてきたとおりです。


鉄は蓄熱性が高いので、高温で一気に調理ができる。油なじみも良いので、焼きムラができない。だから、食材は適度な水分を保ったまま、シャキッと、カリッと、パリッと焼きあがります。
しかも鉄瓶などと同様、不足しがちな鉄分を毎日の調理で補うこともできるので、積極的に鉄のフライパンを使う人も増えているみたいです。

その一方で「重いよね」「錆びるよね」「メンテナンス難しいよね」という、ハードルを感じてしまうことも事実。でも調理の際の使い方やお手入れのちょっとしたコツを知れば、そのハードルはぐんと下がります。

 

dsc_6371-nef-1

てならい堂が惚れた、Metal NEKO 金子恭史さんのフライパン。金子さんが目指しているのは「初めての人でも使える鉄のフライパン」です。一般的に販売されている鉄のフライパンは、使い初めに焼き入れと油ならしが必要とされていますが、この作業の程度が分かりにくかったり、調理をした後のお手入れが上手くできずに次の調理で焦げつきができてしまったり…となって、せっかく買っても使いこなせずに断念してしまう人も多いようです。

Metal NEKOのフライパンは、十分に油で焼き付けを行って何年も使い込んだように仕上げてあるので、鉄のフライパンを初めて手にした人でも無理なく使えるように配慮されています。しかも、一般的にタブーとされている、洗剤を使って洗うことも、このフライパンであればOKとのこと。金子さんは「自分を入り口として、鉄の道具に興味や愉しさを持ってもらえたら。」と言います。

 

……ところで。

そんなつかい手のために考え抜かれた鉄のフライパンを、つくり手である金子さん自身から習いながら作れるんですよ。って聞いたら、どうですか?

dsc_8419-nef

 

そう。鍛冶屋であるMetal NEKOの工房に飛び込んで、一枚鉄を鍛造してフライパンを作っていくのです。

ただしMetal NEKOの持ち手一体型フライパンを作るのには、かなり本格的な工程と時間を要します。てならい堂でもそのワークショップを行っていますが、あくまで少人数制。お申し込みが秒殺で埋まってしまう“てならい”なんですね。

でも、金子さんのフライパンを、金子さんの鍛冶屋の仕事を、もっと知ってもらいたいし体験してもらいたいんです!そうてならい堂がお願いしたら、金子さんが本当に素敵なフライパンを新たに生み出してくれました。もっと気軽に使うことのできるフライパン。さっと出してさっと使えてさっと片づけることのできる、「目玉焼きパン」です。

dsc_6371-nef-1

このフライパンの素晴らしいところは、ハンドルが外せるところ。調理したそのままでダイニングテーブルに出すこともできるし、オーブンに入れることもできます。このジョイント部分の滑らかさやハンドルの角度は、金子さんが鉄の声を聴いて、何度も試作して仕上げてくれたデザインです。

 

この目玉焼きパンを作ってみましょう、というのが今回のワークショップです。フライパンの核となる本体部分を、参加する皆さん自身に叩いて、叩いて、叩いて形にしてもらいます。その後の成形の調整・酸化鉄落とし・油の焼き付けなど、最終的な仕上げを金子さんにお願いし、完成品を金子さんが作ってくれたハンドルと一緒にして後日お届けします。本体部分のみとは言え、十分体力も使うし、鍛冶屋の仕事に触れることのできるとても充実した時間になることは間違いありません。自分で体験してみることで、鉄の道具ってこうして作られているんだねーということが実感できると思うんです。

 

ものづくりの背景を知って、そして自分でやってみることで、使い方や手入れのしかたが分かります。何よりモノとあなた自身の距離がぐっと近づいて、その道具に愛着が持て、あなたの暮らしはもっと豊かになるはずです。

 

dsc_8419-nef

ちなみに、「目玉焼きパン」と言ってみましたが、目玉焼き以外の料理も作れます。一人分の朝食や家族で囲む夕食の一品にも。フライパンの物語とMetal NEKOのものづくりとあなたのアイデアが掛け合わされたら、イコール“最強の調理道具”となるわけです。

さあ、これは参加しないわけにはいきませんよ!ぜひお待ちしています。

 

ライブ感満載の、コークス炉

ライブ感満載の、コークス炉

Metal NEKOの金子さん

Metal NEKOの金子さん


調理をするときはハンドルをつけて

調理をするときはハンドルをつけて

ハンドルを取ってそのまま食卓へ。ジュージュー。

ハンドルを取ってそのまま食卓へ。ジュージュー。


今回作るのは直径15㎝の本体部分。長さ17㎝のハンドルは後日一緒にお届けします。

今回作るのは直径15㎝の本体部分。
長さ17㎝のハンドルは後日一緒にお届けします。

パンケーキも作れます。一枚じゃ足りなくて何枚も焼いちゃうけどね。

パンケーキも作れます。一枚じゃ足りなくて何枚も焼いちゃう
けどね。


 

内容 :

一枚の鉄を熱して叩いて、目玉焼きパンの本体部分を成形していきます。その後の調整・酸化鉄落とし・油の焼き付けなど、最終的な仕上げを金子さんにお願いし、金子さんが作ってくれたハンドルと一緒にして後日お届けします。

●目玉焼きパン
 サポート会員価格14,500円/ゲスト価格17,500円(共に税抜)

※送料が別途550円(税抜)かかります。
※2名で1つのフライパンを作ることはできません。代表の方に参加人数分をまとめてお申し込みいただくか、お一人ずつお申し込みください。

スペック: 本体:直径約150mm(底面約110㎜)/ 鉄・油焼き仕上げ
ハンドル:全長約170mm / 鉄・油焼き仕上げ
日時 : 2019年12月14日(土)
1回目/10:00〜12:30 2回目/13:40〜16:10 作業時間は約120分
※参加者皆さんの作業具合によっては、多少時間が延びる場合もございます。予めご了承ください。
定員: 各回4名
場所 :  Metal NEKO工房
埼玉県狭山市上赤坂500-5
※西武新宿線「新所沢駅」もしくは東武東上線「川越駅」よりバスと徒歩で約30分ほどかかります。乗車いただくバス時刻など移動手段については、お申し込みいただいた後にご案内いたします。
持ち物: エプロン(以下の服装にもある通り、化繊素材はお避けください。)
服装:  服装は長袖・長ズボン、汚れにくいもの、汚れても良いものでお越しください。できれば綿製のものが◎。化繊の場合、火の粉や熱い鉄粉が飛んできたときに、焦げたり燃えたり、穴が空きやすかったりします。 靴も同様、足元にもいろいろ飛んでくる可能性がありますので、足元をしっかりカバーできるものの方が良いです(サンダルなどはNG)。靴下も足首が隠れるくらい長めのものをおすすめします。

その他注意事項:

※現地までの交通費等はお客様ご自身でのご手配、ご負担となります。
※準備の都合上、キャンセルは1週間前迄とさせていただきます。
※スマホからお申込いただく際に、クレジットカード決済通信中に通信が途切れてエラーとなるケースがあります。カード決済をする際は、電波の安定した状況で行って下さい。