一緒に大切な思い出を重ねていく、舟久保織物の傘
傘はたくさんあるけど、使い捨てのビニール傘ばかりとか、黒や紺色の似たような傘ばかりのあなたへ、傘は一生ものになるんです。決して安い傘ではないのですが、長くずっと使っていける、憂鬱な雨の日も暑さ厳しい夏の日も楽しみになる傘を手に入れてみませんか?
手間のかかるため他の工房では見られない伝統の”ほぐし織”で、上質なデザイン性の高い傘の生地を織り続ける山梨・富士吉田の舟久保織物さんのところまで、そのこだわりの傘を手に入れに行くという新しい買い物体験を提案します。
山梨県の工房に足を運び、モノが作られていく工程を見せてもらい、使われている素材を知り、つくり手が込めた想いを聞きながら、こだわりの傘を手に入れる。きっとその傘をより一層愛着を持って長く使っていけますよ。
てならい堂のいつもとは違う手に入れ方、”とりにいく”とは?
つくり手が近い生活。
”使う人”と”作る人”は近い方が良い。お手入れ方法や壊れた時の相談など、聞ける人がいると安心感があります。近い生活を続けていれば、きっとモノを大切に長く使うことが出来ると思うんです。
つくり手が近い生活を手に入れるために、生活の道具を作ってる工房を訪れて、あなたも”とりにいく”でモノを手に入れてみませんか?
”とりにいく”についての詳しいお話はこちらから。
目次 |
1)舟久保織物の魅力
日本でここだけ!ほぐし織の傘生地
舟久保織物は、傘生地専門の機屋(はたや)さん。甲斐絹が伝わる富士吉田市にあり、田園風景が広がる景色の中に工房があります。昭和40年に現在の地に工房を構えたとのことですが、創業は大正13年。あと数年で100周年を迎える、老舗の機屋です。(なお、この世界は分業制なので、実際に傘に仕立てるのはまた別の職人さんがいます。)
舟久保織物の傘の特徴は、伝統的な“ほぐし織”の技術によって作られた、洗練された生地を使って作られていること。
ほぐし織という言葉は一般には馴染みがありませんが、その歴史は古く、18世紀後半にフランスのリヨンにおいて織製法が開発されました。マリーアントワネット王妃もドレス生地として愛用していたそうです。
ほぐし織の主な工程は、【仮織→シルクスクリーンで染める→タテ糸をほぐし、仮織の糸を抜き、糸に戻す→織機で織り上げていく】という、手間ひまをかけて行われているもの。だって、せっかく織ったのにまた解くだなんて!
染め上げたタテ糸を再びほぐして糸にするので、織り上がった時の模様はにじんでみえたり、かすれて見えたり。その微妙な模様のかすれ具合によって、立体的に表現することができるのが、ほぐし織ならではの魅力の一つ。
技術の進化した今のプリントはどんな複雑な柄でも表現できますが、逆にどんな柄であってものっぺりした平面になってしまうという弱点もあります。
その点ほぐし織では、この手間ひまかかる製造法により、プリント柄の平坦な印象とは全く違う、立体的で奥行きのある質感を表現でき、見る人に上質さを感じさせてくれるんです。これは現物を実際に見てもらわないとなかなか伝わらない部分。
そして、織物の生地はともすると重くなるという問題を抱えがちですが、そこをできるだけ軽くするのも技術の見せどころ。
その手間ひまについては、現物だけでなくて、現場や織り機を見ながら説明してもらって、「ああ!そんなことやってんのか!」って初めて実感してもらえるのかもしれません。
平面の上に立体感を出すために、日々試行錯誤を繰り返しているのだそう。実際にできあがった生地を見ると、奥行きが表現されていて、ほぐし織という技術の深さを伺い知ることができます。
他にも、扱いが難しいと言われている麻の織りに挑戦したりと、舟久保織物ならではの取り組みもぜひ直接ご覧になってくださいね。
舟久保織物の傘があると、雨の日も心晴れやかに
傘が必要な時は雨に濡れたり、日差しがカンカン照りだったり、なんとなく憂鬱になる日に使うアイテム。でも、その傘を使うことが楽しみになればそんな鬱々とした気分も吹っ飛びますよ。
舟久保織物の傘は、ほぐし織ならではの糸をずらすことで生まれる柄の立体感が美しく、傘を開くといつものスタイルがワンランク上がること間違いなし!発色の美しさや、ほぐし織にしか出来ない色と色の重なりの表現。この傘があればいつもの日常が彩られ、傘をさすことが楽しみになります。
笑顔が素敵な舟久保勝さん
モノにはつくり手さんの人柄がよく表れてるなーとつくづく思います。舟久保さんはおおらかで丁寧。そして作ることをとっても楽しんでいました。工房で説明を聞いている時も常にどうしたらもっと素敵な織物ができるか、「こうしたら面白いよね。」と新しい生地のアイディアを考えていて、染めも自分の工房で出来るからこその挑戦とひらめきにに溢れていました。傘ひとつひとつに素敵なコンセプトやお話があって、もっと聞きたい、また会いたいな、と思える素敵なつくり手さんです。
2)当日の流れ
■「工房見学買い物体験」の流れと所要時間
工房へ移動&舟久保織物さんより自己紹介。 | 約10分 |
織り方の説明を交えた工房見学&皆さんからの質問タイム。 | 約20分 |
商品の説明を聞きながら、ゆっくりお買い物タイム。 | 約30分 |
3)てならい堂 おススメのアイテム
■【富士山 / 黒 / 雨傘】¥23,100(税込)
・男性にもおすすめの富士山をモチーフにしたデザイン。まるで水墨画のような滲みと流れるストライプのラインが美しい傘です。
・ディティールにも洗練されたこだわりが。温もりのある天然木の持ち手の一部のラインを緩やかに削り、タッセル飾りが付いているのも計算された大人のデザイン。
・縁に縫い目が無く、スッキリとして全体的にスマートな印象。
■【ネクタイ傘 / ネイビー×グリーン / 晴雨兼用】¥12,100(税込)
・ジャガード織の生地。まるで上質なネクタイのようなの傘
・プリント生地とは違い、模様を織り込んでいるので立体感があり、陰影が生まれます。シンプルだけど高級感があります。
・柄物だけど、派手すぎず取り入れやすい傘。裏表で見える印象が違うのも粋なお洒落。
■【マルサンカクシカク / カラフル / 晴雨兼用】¥25,300(税込)
・鮮やかながら、優しい色合いのシリーズ。harefune(ハレフネ)の傘は、雨の日も晴れの日も、いつも心和やかに過ごせるように、という想いを込めて作られた傘
・ほぐし織ならではの発色や色の重なりを楽しめます。
・持ち手の天然木の色に合わせて、骨組みも明るく優しい白。
4)せっかく行くなら、その土地を楽しみたい。富士吉田市周辺スポット
富士吉田市からは大きな富士山が!商店街越しに見る富士山も圧巻ですよね。新倉山浅間公園では展望デッキがあり、富士山と五重塔が見える絶景スポットもあるんです。
また、山梨名物「吉田うどん」も!かなーりコシのあるうどんで、食べ応えあり、満足度ありで、おすすめですよ。
5)舟久保さんからメッセージ
『まだ観たことのない生地を造る。 歴史の上に新たな歴史は造られる。皆さんとのお話の中から新しい生地が生まれる!?』
さぁ舟久保織物へ行ってみよう!
傘の工房で傘を買う、滅多にないと思います。つくり手さんの思いや、作る場所を見てから手に入れる傘はきっと特別なものになります。舟久保さんで手に入れると、傘が壊れても修理できる、というのもこの買い方の良いところ。ずっと大事にできる傘を、つくり手との近い生活を。始めてみませんか?
実際に舟久保織物へ行って買い物したお話もあるので、気になった方は是非覗いてみてくださいね。
6)お申し込み方法
とりにいく体験をお申し込みされる方は、「体験する」ボタンより詳細内容をご確認いただき、気になる商品/シリーズをご選択ください。
現地に行かずに、ネットで購入する場合はこちらから、決済ページへと進んでください。