小さな鉢に玉竜を植える。ふらり、てならいの日@のいえ
こんにちは、にっぽん てならい堂の丸山です。
今回は、”てならい堂のいえ”だからこそできる「ふらり、てならいの日」特別編、やります。
5月に”のいえ”の仲間に入れてもらってから、いろんなワークショップを開催してきました。”のいえ”は、美味しいお料理とお酒のお店「のいえ」、園芸店qivacoのブランチショップ「キバコのいえ」、そして「てならい堂のいえ」の3つのお店が集まる隠れ家的な空間。
その3つのお店が三位一体となって、今回の「ふらり、てならいの日(玉竜の鉢植え編)」をつくりました。
お庭や駐車場でよく目にする玉竜。ユリ科の常緑多年草なので、冬でも葉が枯れず、草丈が約15cmまでと短いので、お庭や花壇、植木鉢などいろんな場所で楽しめます。
そんな玉竜の苗を自分で彩った三河素焼の鉢に植え替えて、鉢の上を木の実や枝で飾り付けていきます。身近な玉竜ですが、綺麗なお花や実を見たことがある方は少ないかもしれません。鉢植え体験自体ももちろん楽しいんですが、言ってみれば、おうちに帰ってからが本番。来年に咲く綺麗なお花を愛でるまで(その後もずっと)楽しみは続きます。
当日は、のいえのテラスにある「キバコのいえ」の店主千歳さんが、植え替えの仕方や育て方、楽しみ方など、植物のことを丁寧に教えてくれます。
玉竜は繁茂しやすく、株分けで簡単に増やすこともできますので、お庭のグランドカバーにも。もちろん鉢植えのままでもかわいい。緑が少なくなる冬でも、お庭やお部屋を美しい深緑色で彩ってくれますよ。
そして、6月から8月くらいの初夏の時期に、白くて小さな花を咲かせます。葉からちょんと見える小さな花。さすがユリ科!のかわいらしさなんです。花が咲いた後は青紫の実を付けます。まん丸く光沢のある実は、ポンポン弾むそうなので、実が成ったら遊んでみてください。
葉も花も実も美しくて、良いところがいっぱいの玉竜ですが、やっぱり魅力的なのは、育てやすいところ。とにかく強いんです。暑さ、寒さ、病気や害虫にも強く、どんな土でも育ちます。肥料も基本的にいりません。でも、乾燥には弱いので、土の表面が乾いたらしっかり水をあげてくださいね。
お庭で逞しく生きることが多い玉竜も、鉢に植えたらかわいい主役!今回使う鉢は、江戸時代天保から続く三河焼の素焼植木鉢。三河粘土を原料にして、愛知県の限られた地域で生産されています。なんと機械造りが主流だそうで、土ねり、ろくろ、焼きの工程も機械でできます。大量に作れるので、安価で全国に普及しています。園芸店でよく見るポリポットが普及する前はこの鉢が使われていたそう。
素焼の植木鉢は、水分を蒸発させやすい性質があるので、水はけが良く通気性が良いという特徴があります。植物にとって最高の環境ですよね。根腐れしにくいので、管理しやすい。
見た目もかわいく、インテリア性の高い鉢なので、そのまま使うのも良いですが、色とりどりの油性鉛筆を使って絵や文字を描くこともできます。当日は写真と同じ、3号の鉢を使います。
玉竜を主役に、鉢に絵や文字を描き、木の枝や実で飾り付けていく。その時の気分やお部屋の雰囲気に合わせて、自分だけの世界を鉢植えに表現してみてください。
さらに今回、全国の村や島から仕入れた食材で美味しいお料理のお店”のいえ”の飲み物も一部ご注文できます。コーヒーや青森県田舎館村のりんごジュース、ビールも準備する予定ですよ。体験前に、体験しながら、美味しい飲み物も一緒に楽しんでください。
当日は、事前申込不要なので、下記受付時間のお好きな時間にお越しください。体験参加費は、1500円。もちろん材料や道具はこちらで用意していますので、手ぶらでお越しください。こだわり具合は人それぞれなので、ご自分のペースで鉢植えを完成させてみてください。
いつかてならい堂に行ってみたい、普段のワークショップや教室は時間が取れないしハードルが高い、そんな方はぜひ。
神楽坂は、今と昔が同居した素敵な街並み。お洒落で愉しいお店、料理が美味しいお店も多いので、散策ついでにふらりと涼みに来てくださいね。
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受付時間:8/28(日) 13:30〜17:30 事前申込なし
所要時間:30分〜1時間ほど
参加費:¥1,500
※お飲み物をご注文される方は、別途お会計となります。
※お料理はのいえの営業時間内での提供となります。(11:30-14:00,17:00-22:30)
場所:てならい堂のいえ@神楽坂
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【開催場所】
てならい堂のいえ
東京都新宿区神楽坂6丁目23 ガーデンB棟
会場までの行き方:
東西線 神楽坂駅より徒歩約2分
都営大江戸線 牛込神楽坂A2出口より徒歩約6分