大人気の藍の生葉染め体験、8月も開催します。

藍染めといえば、藍色と呼ばれる濃い青色を想像しますが、藍の生葉で染めた色は、空気にさらすと鮮やかな青色に変わります。

江戸の染めの産地、新宿区”落合”の染め工房にて、庭で育てた藍の生葉を使った生葉染めを体験出来るチャンスです。シルクのスカーフに、絞りの技法を使って好きな柄を付けるのが、また、とても楽しい!

葉を摘むところから始める藍染め、まさに季節を感じることのできる夏の体験です。

これからの季節にぴったりな色合い。藍の生葉は生き物なので、摘んですぐに染めないと色がでないので、摘んでから約40分で染めていきます。藍を育てている場所でしかできない、貴重な体験なのです。

藍の葉はとても鮮やかな緑です。この緑の葉であんなに鮮やかなブルーに染まるなんて、本当に不思議ですよね。生葉から染めることによって、自然の不思議さや面白さも感じる事ができます。

単色での染めなので、生地を結ぶ(絞る)ことによって、染色液に浸けない白い部分を残すことで柄をつくります。

この絞りと呼ばれる技法を駆使して、狙った通りに柄を出すのが結構難しいですが、それが面白みでもあります。同じ色で染めても、みなさんの個性がしっかり出て、自分だけの柄に染めることができます。

体験する場所は、100年に渡り着物の反物を染めてきた工房「染めの里おちあい」。新宿区落合にある着物の反物を染めている本物の染め工房です。

染めの里おちあいでは、”地産地染”というキーワードを打ち出しています。これは、「町で育てた染料を使って、様々なものを染めてみよう」という取り組みです。今回もこの藍染めのために、藍を育てて待ってくれています。

100年前と今とでは、「染める」という仕事は、全く違う立ち位置になってしまったのだろうと思います。けれど、「自分で染める」という経験は、そのモノがどのような思いで作られているかを知ることにつながります。そして、経験したことがある人がひとりでも増えることが、私たちの大切な染め文化を守っていく一歩でもあるように思います。

見るたびに鮮やかな緑の葉の姿も、それを染めている人の想いも、同時に感じられる。そんな藍染めスカーフを一緒に染めてみませんか?

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摘まれるのを待つ新宿おちあい産の藍たち。

素材にシルクを使うのは、藍の生葉は動物性の素材にしか染まらないから。綿の生地だと染まらずに、洗うと落ちてしまうんです。

素材にシルクを使うのは、藍の生葉は動物性の素材にしか染まらないから。綿の生地だと染まらずに、洗うと落ちてしまうんです。