いい日本酒をいいグラスで飲み分けて愉しむワークショップ
日本酒好きですか?
日本酒の味や香りをもっと深く楽しむ、日本酒専用グラスを体験するワークショップです。グラスの形が違うことで、味や香りがどれほど変わるかを実感してもらえます。
教えてくれるのは木本硝子さん。おなじみ、酒と肴「のいえ」とのコラボワークショップ。
美味しいお酒と美味しいおつまみ、そして美味しいグラス。日本の素晴らしい文化が次の世代につながることを願ってのワークショップ、いや飲み会ですね。笑
良いお酒は良いグラスで飲みましょう。
ワインを飲むときにグラスを使い分けるように、日本酒もグラスを使い分けることで、味や香りをもっと楽しむことができます。
このワークショップでは、日本酒専用に開発されたグラス”酒グラス”3種類もしくは5種類を使って、美味しい日本酒を飲み分けて楽しみましょう。
香りを楽しむための形、しっかりとした味を感じるための形、すっきりとした味を感じるための形、、、どれも説明を聞いても、そして実際に味わってみても「なるほど!」となってしまいますよ。
グラスの使い分けによる日本酒の奥深さを教えてくれるのは木本硝子の木本社長。これまで作った日本酒専用グラスはなんと100種類以上!
そして、日本酒を提供してくれるのは、てならい堂といつもワークショップや会場提供にてコラボしてくれる、おなじみ「日本酒と肴『のいえ』」さん。グラスのカタチに合わせて、おすすめの日本酒をセレクトしてくれます。
今回は一日に2回開催。お昼の部は「グラスセミナー」。3種類のグラスで3種類のお酒を飲み比べる60分のグラスの体験会。
夜の部は、5種のグラスと5種のお酒とおつまみも一緒に楽しむトリプリングの会。料理とお酒を合わせることをペアリングと言いますが、そこにグラスも合わせるからトリプリング!です。
木本社長の止まらない日本酒愛、ガラス愛トークを聞きながら、お酒好きのみんなで集まって盛り上がりましょう。
どちらの回も、お土産のグラス付き。気に入った方は別の種類を買い足すこともできますよ。
木本硝子のモノづくり
木本社長は東京・台東区小島で90年続く硝子問屋、木本硝子の3代目です。問屋さんですから、メーカー・つくり手から仕入れて卸す、というのが本来の生業なんですが、今はプロデュースをして、様々なガラスの商品をつくっています。
ご本人曰く、「他がやってないことをやりたい」という気性の持ち主。日本のガラスメーカーやつくり手たちが、どこでどんなものを作れるかは知り尽くしている。
そして、問屋としてマーケットも見ているので、どんなものが売れるのか、どんなものが欲されているかもわかる。その市場にあったらいいモノが無いならば、自分がプロデュースして作っちゃえばいい!ということで、新しいものをつくってきました。
つくり手はつくるのが本分の人たちですから、生活者のニーズや、今の暮らしに合わせたデザインが必ずしも得意ではありません。そうやって時代に取り残されて、いつの間にか消えてしまうモノづくりも少なくありません。
今回みなさんに体験してもらうグラスは、東京の下町、江戸川で作られています。地域に根ざしたモノづくりを続けていくために、生活者の方を見ながら、モノづくりを一緒にアップデートしていく木本社長のような人たちって、とても重要なんですよね。
そんな木本社長の、日本のものづくりに懸ける熱い、熱すぎる思いも、必聴です。笑
酔っ払いが次の世代につなげられること
木本社長はこの日本酒を楽しむグラスを開発するために、日本全国の酒蔵を回って、その声を反映させ、日本酒とグラスを世の中に広めるために、チームとして活動してきました。
何のために?と言われればそれは、次の世代につなげるため。
新しい価値を生み出すことで、硝子屋のものづくりが次の世代につながる。日本酒の酒蔵が次の世代につながる。日本酒の原料となる米農家も、そして飲食店も。みんなが業界を超えて、横に繋がって、そして次の世代につながっていく。
ならば、私たち「生活者」もそこに一緒につながりましょうよ。そして、私たちの豊かな生活を子どもたちの世代につなげていく。
なんておおげさなことを大義名分として掲げておいて、つまりは美味しいお酒を飲みたいんです。笑
当日は明るく元気に楽しく、酔っ払いましょう。