町で育てた藍の生葉を、町の染め屋で染めてみる。落合の新しい夏の風物詩。
藍の生葉染めはやったことがありますか?
藍染めといえば、藍色と呼ばれる濃い青色を想像しますが、実は藍の生葉で染めた色は、爽やかなブルーになります。藍の生葉は、採ってすぐに染めないと色がきれいに出ないので、藍を育てている場所でないと、染めることができません。
今回は江戸の染めの産地、新宿区”落合”の染め工房にて、庭で育てた藍の生葉を使っての、初めての生葉染めを体験出来るチャンスです。シルクのスカーフに、板締めや絞りと呼ばれる技法を使って好きな柄を付けるのが、また、とても楽しい!
単色での染めなので、生地を板で挟み込んだり、結ぶ(絞る)ことによって、染色液に付けない白い部分を残すことで柄をつくります。これらの板締めや絞りと呼ばれる技法を駆使して、狙った通りに柄を出すのが結構難しい、、、これもまた今回の染め体験の醍醐味ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
今回の企画は、東京は新宿区落合にある染め工房”二葉苑”で始まった新しいプロジェクト、その名も”おちあいさん”との共同企画となります。”おちあいさん”は、大正時代からこの地で100年続く染色の技術と職人を次の100年に継承することを目的にしたチームで、てならい堂もその趣旨に共感し、企画のお手伝いをしています。
その一つの取り組みとして、地産地消ならぬ、”地産地染”というキーワードを打ち出しています。これは、「町で育てた染料を使って、様々なものを染めてみよう」という取り組みで、例えば庭で育てた”藍”であったり、秋には町の”柿の木”から収穫して柿渋染めをしたり、あるいは飲食店から出る”玉ねぎの皮”を集めて玉ねぎ染めをしたり、、、といったことを考えています。
100年前は東京の”田舎”として染色産業が栄えた土地も、今は都心の住宅地のど真ん中。こうした”地産地染”の取り組みを通じて、町の人たちと一緒に、都市の新しい染色のあり方を模索しようとしています。
東京なら神田、他にも全国各地に”紺屋町”という地名が残っている様に、かつて染め屋は”紺屋”と呼ばれ、染めといえば藍染めがほとんどなのでした。そして藍の産地といえば徳島が有名ですが、新宿という大都市で、町の人たちが育てた藍が地元の染め物に使われる、、、なんてことが起きたら、素敵ですよね。
そんな未来に思いを馳せながら、まずは落合で初めて育ててみた藍の生葉染め。みなさまもこの”短い旬”のタイミングに、体験してみてはいかがでしょうか。
場所 : | 染めの里 二葉苑 東京都新宿区上落合2-3-6 |
日時 : |
2017年8月27日(日曜) 2017年9月2日(土曜) 所要60分程度 ※最小催行人数、各回4名。万一、満たない場合はご連絡いたします。 |
定員 : | 各回9名 |
内容 : | 藍の生葉染め体験(ストール染め) 3,440円 |
自然素材使用に 関するご注意 : |
藍の生葉という自然素材を使うため、今後の天候等によって、生葉が使用できなくなってしまう可能性もあります。その際は中止(返金)となりますが、予めご了承ください。 |
その他注意事項:
※現地までの交通費等はお客様ご自身でのご手配、ご負担となります。
※準備の都合上、キャンセルは1週間前迄とさせていただきます。
※スマホからお申込いただく際に、クレジットカード決済通信中に通信が途切れてエラーとなるケースがあります。カード決済をする際は、電波の安定した状況で行って下さい。
会場までの行き方:
西武新宿線 中井駅より徒歩4分
都営大江戸線 中井駅A2出口より徒歩4分
東西線 落合駅より徒歩8分
※特に落合駅からは迷い易いので、Googleマップ等をご使用になられることをお勧め致します。