【おはなし会】ツクリ手のフライパン学
にっぽん てならい堂が開催している、つくり手を招いての「おはなし会」。
毎月、全国からお呼びしたつくり手たちに、道具のお手入れ法など、長く道具を使うために知っておいたほうがいいことから、ものづくりへの純粋な思い、あるいはマニアックな思いまで、生活者である私たちが、その生活をもっと豊かなものとするために、知っておいた方がいい物語を聞き出していこうと思います。
今回のテーマは「フライパン」。
私たちみんながほぼ使っているであろう、テフロン加工されたフライパン。確かに食材もくっつきにくいですし焦げて失敗させることも少ない。軽くて洗いやすくお手入れも簡単。生活をラクに便利にしてくれる一助になっていることは間違いありません。毎日の調理で出番も多く、たくさん使えば徐々にコーティングは剥がれていきますから、そうしたら使いにくくなって買い替えます。
1年?3年? そう。私たちは買い替えるのを前提に、毎回フライパンを選んでいますよね。
一方、鉄のフライパン。最近のアウトドア料理やバル料理の人気なんかもあって、スキレットなど注目もされていますが、実際はまだまだ「使ってみたいけれど、色々手間がかかって大変そう…。」という向きも多いと思います。
でもね、それはその扱い方を知らないだけで。その扱い方をちゃんと知ったら、鉄のフライパンは10年でも20年でも半永久的に使うことができるらしいのです。
じゃあ、その扱い方は誰に聞いたら良いんだろう?
それはやっぱり、そのフライパンを作っている人から聞くのがイチバン。鍛冶屋さんから直接おはなしを聞けば、なんとなくのイメージで「面倒くさそう」と思っていた鉄のフライパンも、意外と手入れに手間がかからず、何よりもそのフライパンで作ったら「美味しい!!」と知ることができます。
私たちが出会ったMetal NEKOの金子さんは、鉄に魅せられその声を聞きたいと思い、鉄と真摯に向き合って、生活者のための「鉄の道具」を作る人。そんな金子さんから聞く、フライパンのはなし、鉄の道具のはなし、鍛冶のはなしは本当に魅力的です。
そして何より「育てる道具」の魅力に気づかせてもらえます。育てながら自分と一緒に歳を重ねていく生活道具。そんな道具と共にしてみたいと思いませんか?
ね。みんなでフライパン学、いたしましょう。
内容: |
今回は「フライパン」をテーマに、 サポート会員価格0円/ゲスト価格700円(税抜) |
日時: | 6月14日(金曜)19時〜20時半 |
定員: |
10名 |
場所: |
家具工房 ACROGE FURNITURE |
その他注意事項:
※現地までの交通費等はお客様ご自身でのご手配、ご負担となります。
※準備の都合上、キャンセルは1週間前迄とさせていただきます。
家具工房 ACROGE FURNITURE
2005年に代表の岸 邦明氏がスタートさせた、職人自らが打ち合わせから納品までを行う、“つくり手の見える”家具工房。一枚板テーブルや無垢で作るオーダーメイド家具の制作を行っています。ショップ兼ショールーム・工場・木材所が 一体となったユニークな工房では、「一級家具製作技能士」資格を持った講師たちによる木工教室も行われています。ACROGEとはACROSS GENERATIONの略語。“世代を超えて”という想いが込められた、末永く受け継がれていく家具作りを目指しています。
東西線 神楽坂駅から徒歩4分
有楽町線 江戸川橋駅から徒歩5分
JR 飯田橋駅から徒歩13分
(Metal NEKO)
金子 恭史
鉄を素材とし主に鍛鉄の技法を用いて、生活道具や家具、エクステリアなどを製作しています。
鉄という素材は日常の暮らしの中で、大小さまざまな形で使われているとても身近な素材。その魅力を活かし、使う人と共に時を重ね、そこにたくさんの思い出が込められるような、豊かな暮らしや心を形作る一助となりえるようなものづくりを志しています。