みんなで違いを愉しむ、天然素材のお香づくり【テーマ:夏】
自分の好きな香りってどんなでしょう。色々思い浮かぶものはあるけれど、「これ!」と具体的に言える人は少ないのでは?
そもそも香りをどうやって選んだらいいのか、どうやって自分の生活に取り入れたらいいのか、その方法を私たちはあまり知らないですよね。
日本人は古くから「お香」というかたちに、「やすらぎ」や「心の平穏」を求めました。そう、日本の「お香」の真ん中にあるのは、「心を落ち着ける」ことなんだと思うんです。
とかく心がざわつくことも多い日々の生活。今回のワークショップは、自分の嗅覚を使って、自分の心とつながり、自分の好きな香りを探す旅のようなもの。
旅へといざなってくれるのは、天然香料のみを原料とし淡路島の職人による手作業で丁寧に作られたお香を扱うブランド「Juttoku.(ジュットク)」。Juttoku.さんは、日本の香文化を「自然に寄り添いながらその恵みを暮らしに取り入れてきた、日本人の心の豊かさから生まれたもの」と考えています。
同じ原料を使っても、お香のタイプそれぞれで、香りの仕上がりは違ってきます。ワークショップで一緒になったお隣の参加者とも、きっと違うはず。香りの好みの違いも、お互いの平穏の違いも、みんなで愉しんで欲しいと思います。
6月は【夏】をテーマにした、お香づくりをおこないます。
四季のある日本では、初夏を過ぎたあたりからだんだんと湿度が上がり、ジメジメとした少し厄介な季節に。Juttoku.さん曰く、その季節になるとお店でもよりお香が動き出すそう。
平安の貴族たちも夏の頃には、荷葉(かよう)という香りを愉しんでいたのだそうで、時代は違えど、香りで清涼感や「夏」そのものを感じ取ろうとする日本の文化は、現代においても脈々と受け継がれているのだなぁと思います。
今回のワークショップでは9種類の天然香料をもちいて、まず、その荷葉という香りを皆さんで一緒に調合し、「塗香(ずこう)」に仕上げます。
そのあと、皆さんお一人お一人が思い描く「夏の香り」を、ご自身の嗅覚を使って調合、それを「印香(いんこう)」(もしくは「線香」)の2つのタイプのお香に仕上げます。
ワークショップの最後には、自分で調合した香りにネーミング(香名)をします。名前をつけることで、その香りが自分にとってきっと素敵な意味を持ち始めるのではないでしょうか。
皆さんからどんな【夏】が生まれるのか、とても楽しみです。
「塗香(ずこう)」は本来はお寺でお坊さんが身を清めるために使うもの。これをJuttoku.さんでは生活の中で使えるよう解釈し、日常の中で香りをまとう作法を提案しています。
「印香(いんこう)」は、型で押したお香。お部屋や玄関に置けるお香のかわいい形を探してみてください。
嗅覚は、視覚や聴覚以上に記憶との結びつきが強く、五感の中でも最も原始的かつ本能的な感覚なんですって。だとすれば、人は自分の”嗅ぐ”力をもっと使った方が良いのかもしれませんね。
そんな記憶と本能に直結する香り。昔から日本人は、自然の中にある香料を自らの手で調合し求める香りを作って、それを自分自身の心を落ち着かせるために、使っていたのだそうです。私たちは本来、そういう力を持っているのかもしれません。ただ今は、それをあまり上手く使う機会がないだけで。
日頃ちょっとさぼってる嗅覚を駆使して、本当に好きな香り、こころから落ち着ける香りを、みんなで探してみませんか。
内容 : |
ご自身で香りを調合し、1つは塗香として、もう1つは印香(もしくは線香)として仕上げます。最後に調合した香りに香名を名付けます。 |
日時 : | 2019年6月5日(水) 19時〜20時半 申込締切:6月1日(土) |
定員 : | 8名 |
場所 : | にっぽん てならい堂(ひみつの小店) 東京 神楽坂。詳細はお申込み後にお知らせします。 |
その他注意事項:
※現地までの交通費等はお客様ご自身でのご手配、ご負担となります。
※準備の都合上、キャンセルは1週間前迄とさせていただきます。
※スマホからお申込いただく際に、クレジットカード決済通信中に通信が途切れてエラーとなるケースがあります。カード決済をする際は、電波の安定した状況で行って下さい。