開催期間:5/18(土)~6/9(日) 11:00-18:00
※てならい堂のOPENは火・金・土・日です。

みなさん、”裂き織り”をご存知ですか?

裂き織りとは、使い古した布をひも状に細く裂き、よこ糸として織り上げる技法のこと。江戸時代の東北地方で、貴重な布地を最後まで使い切る暮らしの知恵として、盛んに作られていました。

そんな裂き織り。今年のワークショップは、6/8(土)と6/9(日)の2日間開催です。はた織り機で織る本格的な体験ですので、ぜひチェックしてみてください。
※ワークショップの詳細はこちら

そして、ワークショップに合わせて”裂き織り”展を開催します!

期間中は、ワークショップで裂き織りを教えてくれる幸呼来(さっこら)japanさんのさまざまな作品が並びます。裂き織りの作品は可愛さはもちろん、どこか温かみも感じます。

6/8(土)と6/9(日)の2日間は、ワークショップのために幸呼来japanさんが神楽坂ストアに来てくれます。裂き織りのことや様々な活動のことなど、直接お話を聞いてみてください。

“裂き織り”は、木綿が貴重だった時代に生まれた「暮らしの知恵」。単なるリサイクル技術ではなく、布への愛着や大切に扱う気持ちも織り込まれています。

幸呼来japanさんは、 「裂き織」を通じて、社会の「もったいないを、もっとゆたか」に変えるイノベーション事業に取り組んでいます。

「裂き織で障がい者の雇用の場をつくり、地域の伝統技術を未来につなぎたい」という思いでスタートされました。

“幸呼来”というのは、さんさ踊りの「サッコラ〜チョイワヤッセ」というかけ声から取ったそう。「幸せは呼べばやって来るよ」という意味です。

昨今は、繊維製品が手に入りやすくなり、裂き織はあまり織られなくなりましたが、独特の風合いや芸術性、古布や残反を利用するという特色が注目され、アパレル・インテリア系のデザイナーからもデザイン性の高いエコファブリックとして見直されてきています。

工程のほとんどが人の手で行われる裂き織り。布を細く裂いてよこ糸をつくり、経糸を通した織り機で一段一段ていねいに織り込んでいきます。それは、淡々とこなす単なる作業ではありません。

人の手を通じて、ものを愛おしむ気持ちも一緒に織り込まれています。だからこそ、機械では表現できない温かみのある独特な風合いを生み出すのです。

裂かれた布が持つ歴史を受け継ぎながら、全く新しい、そして何と言ってもかわいいデザインで生まれ変わらせる裂き織りの技法は、私たちのこれからのくらしに必要な色々なことを教えてくれる気がしています。

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《ラインナップ》

ブローチはさまざまな色からお選びください。風合いがかわいいですよね。

国内のデニムの残反を使ったコースターやランチョンマット。キナリもありますよ。

そのほか、キーチェーンやフラットポーチ、バッグなどもあります。

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裂き織り展は6月9日の日曜日まで。6/8と6/9の2日間はワークショップのため、幸呼来japanさんが在店しています。

神楽坂ストアでお待ちしています!