「森を想い、森とつながる」スワッグづくり
”森”そのものをつくってもらいたい、そんなワークショップをご用意しました。
にっぽん てならい堂でも毎年ご好評いただいている、森の恵みをふんだんに使ったスワッグ(壁飾り)づくりです。
素材を提供してくれるのは、大分県の耶馬渓で森を所有し、林業を営む久恒山林さん。住宅建材のためのスギやヒノキを育てる森林経営を行うにとどまらず、間伐材を有効活用するために加工をして製品にし、自分たちで販売する【森の6次産業】を通して、次世代に繋がる森づくりに取り組んでいます。
そこから生まれたのがアロマブランド「六月八日(ろくがつようか)」。“森を想う暮らし”をコンセプトに、九州の森の恵みである樹木や有機無農薬ハーブなどの天然素材を丁寧に自社蒸留し、100%天然のエッセンシャルオイルを作っています。
今回のワークショップでは、耶馬渓の森から、てならい堂「ひみつの小店」に届いたばかりのフレッシュな素材を使って、自由にアレンジをしながらスワッグづくりを行います。
なんといってもクリスマスが近いですからそれを意識して作るのというのも良いですし、年末年始のお正月を意識した雰囲気でまとめてみるのもOK。スワッグは通年飾ることができるものですから、スワッグ全体がドライになっていく変化やその過程を想像しながらかたち作ってみるというのも素敵だと思います。
スワッグづくりの仕上げには香りをつくるブランドならでは、100%天然のエッセンシャルオイルで香りづけをして完成させます。 講師をしてくださる「六月八日」のアロマインストラクター・関戸さんも心を打たれた、混ぜ物のない本物の森の香りです。
さらには、ヒノキのエッセンシャルオイル1mlのお土産もつきますので、ご自宅に帰ってからも森の香りをお楽しみいただけますよ
スワッグの材料は、六月八日さんが実際に森に入って採集をしてくれる植物たち。
昨年は赤い実のサンキライの実の付きが少なく、六月八日さんが森の中を一生懸命探し続けてくれて、出荷の前日に「やっと見つかりました!」という連絡をいただきました。森の様子は毎年変わるので、予測できないこともありますが、今の森が提供してくれたものが材料となることが、このワークショップの面白さです。
ワークショップの少し前まで森にいた植物たちは、とってもイキイキとしています。採集の様子や、どんな森から来た植物なのか、森での姿などもお話を聞いてみて下さいね。
耶馬渓にある森では主要となるスギやヒノキが育っていますが、けしてそれらだけで森が構成されているのではありません。
雨水がせせらぐ湿地ではさまざまな形をしたシダが群生しています。
山の斜面や林道にはヤブツバキやマツカゼソウ、クロモジ、サンキライなどが、花を咲かせたり色づいたり実がなったりと季節ごとに表情を変えていきます。
山肌の土が乾燥している尾根筋にはマツが育ち、そこではまつぼっくりが一年を通して採集できます。
他にも本当に様々な植物たちが植生していて、そんな多種多様な植物たちに惹かれて、虫や鳥、動物たちもやってきます。
そのすべてで、耶馬渓の森はできています。
またそれらは適度に間伐されることによって、空に近い木々だけでなく、地面に近い下層の植物たちにも光が差し込み、森全体の植生が豊かになります。
どれかひとつが勝ち残ってもそしていなくなっても、それは耶馬渓の森とは言えません。
そしてその森は、瑞々しい生命力が溢れる6月を過ぎ、過酷な日射しが照りつける夏、幹から根こそぎ倒してしまうほどの強風吹きすさぶ秋、梢を折ってしまうほどの重い雪が積もる冬を越えて、力強くそして香り高く森全体で成長しています。
今回のスワッグづくりでは、そんな森を、ぜひあなたの手の中で自由に作り上げてみて欲しいと思います。森と戯れてみてください。
そして家に持ち帰って森を飾り、あなた自身の森を身近に感じて暮らしていただけたらと思います。
あなたと森が繋がる、そんなワークショップです。
去年のワークショップの様子はこちらから。
※11月4日(木)10時迄はサポート会員限定の申し込みになります。
サポート会員へのお申し込みはこちらから
2021年11月27日(土曜日)
1回目10:00~
2回目14:00~
※約100分を予定しています。作業スピードにより前後します。
※各回の開始10分前よりオープンしています。
(久恒山林(株))
関戸 みどり
アロマ環境協会認定アロマインストラクター
アロマ空間プランナー
二級建築士
店舗デザイン設計、百貨店VMD、ホテルのアートワークを経た後、 久恒山林(株)の樹木精油の香りに魅了され、『六月八日』のイベントスタッフとして都内のワークショップなどを担当。 アロマ空間プランナーとしてフィットネスクラブ、ヨガスタジオ、アパレルショップ、病院などの天然の精油での香りの演出も手掛けている。