梅干しの手作りはよく聞きますが、梅を干すのに使う”ざる”を手作りしたことってありますか?

この季節にぴったりの手仕事、梅干しに使える竹ざるをつくるワークショップが初登場です!

日本で昔から生活の中で使われてきた”竹”。その竹を使って、実際に生活に使える道具をつくりましょう!

このワークショップは、竹を生活に取り入れる体験です。竹細工を教えてもらうのはもちろんのこと、その良さを五感で体感しながら、竹のある生活をはじめてみてくださいね!

置き場に困らないてならい堂特別バージョンのA4サイズ×2です!1人2つつくりますよ。

今回ワークショップでつくる竹ざるはこちら。四角い形で大きさは使い勝手の良いA4サイズ。これを2つつくります。このサイズの竹ざるは、今回教わる竹や ほんのりさんが特別に考えてくださった【てならい堂特別バージョン】です!

干したものを夜間室内に取り入れるときや使わない時には、重ねて置くこともできますよ。収納にも便利なサイズが嬉しいですよね!

2つ綺麗に重ねられます。重ねた時に野菜がくっつかない高さなのも嬉しいポイント。

網目の大きさはこんな感じ。梅のサイズにもよりますが、竹ざる1つあたり梅40-50個くらいは干せると思いますよ!

そして、よく見かける竹ざると違い、この竹ざるは外枠に木枠を使ってます。そのため、自立型で置いたときに安定するので、梅を干したときにも梅が転がらないですみます。(私もこれまで使っていた竹ざるは転がっちゃったりしてたので笑、これはありがたいです!)

木はヒノキを使ってるので、ヒノキのいい香りもただよってきます。お手入れも簡単。使い終わったら、水洗いせず、ざる部分を絞った布巾でさっと拭くだけ。

この使い勝手のよい大きさで2つも竹ざるをつくれるのは、実はとってもお得なのでは!?と思います。日常での2つづかいがオススメですが、そこまでたくさん使わないかも、、、という方は2つのうち、1つをお友達や家族にプレゼントっていうのもいいかもしれませんね。

季節的にも梅干しの季節です。ぜひこの機会に、竹ざると自家製梅干しをつくってみませんか?もちろん、梅干し以外のいろんな干し野菜にも使えます!干し芋や切り干し大根など、一年中活躍しそうですよ。

こちらのサイズは今回つくる竹ざるの倍のサイズで今回のとは異なりますが、梅干しが並ぶと圧巻ですね!

ねっとりあまーい干し芋もつくれます。干し芋って買うと結構なお値段しますが、自分でつくるのも乙ですよ。

切り干し大根なんかも干せちゃいます。下には落ちないのでご安心を。笑 大根が旬の時期にせっせとつくると1年中楽しめますよ!

昨年、竹林に入って竹を切るところからはじめるワークショップを開催しましたが、竹切りは冬の時期が一番適しているため、今回は竹林パートはお休みです。その代わりといってはなんですが、当日は”竹ひご”づくり体験も、ワークショップ内でやりますよ!

竹切りはできなくても、せっかくなら竹ひごづくりも体感してもらいたい!と先生にお願いしたところ、特別にやれることになりました。

“竹ひご”とは竹を細かく割ったもので、カゴを編む材料として使います。丈夫で曲げても簡単には折れません。この”竹ひご”づくりが竹細工は肝なんです。

その竹ひごづくりをプロから直接教われるチャンスです。竹細工をやる上で、とても重要なアイテムですので、ぜひこの機会にやり方を覚えて帰ってくださいね!自分でつくった竹ひごも、今回ご自身の竹ざるに使うことができますよ。

ワークショップでは、竹ざるに木枠を固定するための木工作業もあります。ドリルを使う工程もあるので、びっくりなさらないように!笑

今回、私たちに竹や竹細工について教えてくれるのは、「竹や ほんのり」の本多さん。人と自然が共生できる世の中をつくりたい。それを竹を通して伝えたいという想いで活動されてます。

子育てがひと段落したところで、今までやっていた仕事と全然違うけれど自分が本当にやりたいと思ったことをやりたいと思い、この道にはいったそうです。普段は竹を切って竹林整備をしつつ、竹細工のワークショップをされてます。できるだけ長く使ってもらいたいという思いから、つくった竹細工の修理なども請け負っているそうですよ。

笑顔が素敵でチャーミングな本多さん。そのお人柄も魅力です♪

「竹は、脈々と生活の中で使われてきた道具。それだけですべての”用”を満たし、積み重ねられてきて今この形がある、「用の美」。地域地域に伝わってきた竹カゴが、それぞれの暮らしの中に根付いている。そんな竹文化をこれからもつないでいくため、竹を身近な生活に取り戻していくことが大事なのでは。」そう語る本多さんは、竹愛に満ちてます。

ざるは水分をよく吸うし、米を研いだり野菜を洗ったりするのにも水切れがいい。陰干しして乾かせば長く使っていける。最初は慣れないかもしれないけれど、使い慣れるとメリットを多く感じられる竹細工の道具。普段、ご自身の生活にも自然に竹の道具を取り入れている本多さんに、使い方や竹について気になることをこの機会に聞いてみてくださいね!

本多さんの作品は、どれもこれも可愛らしいんです。プレゼントにもおすすめです。

今回のワークショップにあわせて神楽坂ストアでPOPUPの開催も予定してますので、そちらもお楽しみに!竹カゴ、小物入れ、竹のハンガー、コーヒードリッパーなどなど・・・・生活に使えるさまざまなものを用意する予定です!ぜひ、竹ざるの他に気になる作品もお手にとってみてくださいね。

※POPUPは5/30(金)-6/15(日)まで神楽坂ストアで開催予定です。

日本各地に竹林があります。きちんと整備すれば歩きやすく癒しの空間。

カゴやざるなどの日用品や農具から建材など、昔は当たり前に生活の道具として使われてきた「竹」。人々は竹林に手を入れながら、さまざまに活用してきました。

その様相は高度経済成長以降がらっと変わりました。今ではより便利な素材であるプラスチックにとって変わり、竹でできたものはどんどん少なくなってきて、さらに、安価な輸入の竹により、日本の竹は反比例するように使われなくなってきました。その結果、日本各地にある竹林は荒れ放題に。むしろ「害」とみなされるようになってしまいました。

割いてつくった竹ひごたち。竹細工として活かすための一工夫です。

そんな現状がある中で、少しでも竹に関心を向け価値ある材として再発見し、生活の中に竹文化を取り戻していくことが、こころよい社会につながっていくのではないでしょうか。その生活に取り入れる一歩としての竹細工。実際に使っていても気持ちがいいし、竹細工のある風景ってなんだか素敵だなと思います。

実際に竹に触れて手を動かして自分でつくり、生活の中で使ってみる。竹が身近にある生活を、これをきっかけに始めてみませんか?

竹に興味があるけど触れる機会がない、竹についてもっと知りたい、竹ひごづくりやってみたい、竹細工をつくってみたい、そんな方、ご参加お待ちしてます!

梅干しはもちろんのこと、いろんな干し野菜をこの機会に楽しんでくださいね!おひさまパワーをあびたお野菜、美味しいですよ。自分で手を動かしてつくったものが増えれば増える分だけ、豊かな気持ちになれる気がします♪