加賀ゆびぬきを知っていますか？

和裁にかかせない存在であるゆびぬき。加賀ゆびぬきは石川県の金沢に伝わる、絹糸を一本ずつかがって模様を作る、色合いがとっても綺麗なゆびぬきです。芯には厚紙と真綿を重ねていてとても丈夫です。

今回はおうちにいながらオンラインで、金沢でおばあさまの代から加賀ゆびぬきを継承しているつくり手に、加賀ゆびぬきづくりを教えていただくワークショップをご用意しました。

加賀ゆびぬきは完成までに5時間から10時間かかるので、途中からはご自身で取り組んで完成させていただきます。一週間後に作品のシェアや質疑応答を行う「フォローアップタイム」つきです。普段からお裁縫をやっている人向けのワークショップですが、初心者でチャレンジしたい！という方もどうぞ。

見ているだけでドキドキしてしまうような加賀ゆびぬき。お裁縫がもっと楽しくなってしまうはずです。

講師は加賀ゆびぬき作家の大西由紀子さん。金沢で親子三代で加賀ゆびぬきを継承しています。金沢では「加賀てまり 毬屋」というお店を、大西さんと手毬作家であるお母さまで営んでいます。大西さんはお母さまに、お母さまはおばあさまに加賀ゆびぬきづくりを教わったそうです。なんと、おばあさまが残した製図は数百枚もあるだとか…。

大西さんの作る模様は繊細で色あざやか。つい見とれてしまいます。

加賀ゆびぬきは金沢を中心に手作りされてきたお裁縫道具です。まだ糸が貴重だったころ、お針子さんたちは着物を縫ったあとの残り糸や布、真綿の残りものを大切にとっておいて、針仕事につかうゆびぬきを作っていたそうです。そこにあるものを使って日常を色づけていたのですね。

今回のワークショップでは２色の綿糸を使って、うろこ模様のゆびぬきのつくり方を教わります。細かい作業になるので、「普段お裁縫をやっている人」むけのワークショップです。でも、お裁縫をあまりやらない人でも、難しくても頑張ってチャレンジしたいという方もご参加下さい。糸通しのご準備をおススメします！今回は赤と白の糸をお送りします。

加賀ゆびぬきは完成までに5時間から10時間かかります。途中からは同じ作業の繰り返しになるので、今回のワークショップでは、あとはひとりで完成できるよ！というころまで一緒に教えていただいて、残りはご自身で取り組んで完成させてください。

完成までは時間がかかりますが、毎日少しづつ、ラジオやオーディオブックを聞きながらの作業というのもいいですね。最初は大西さんのようなゆびぬきを作るのは難しいかもしれませんが、時間と手間をかけてつくったゆびぬきは、きっと大切なものになるはずです。

そして今回のワークショップは、フォローアップタイムつきです！

ワークショップの一週間後に、みなさんのゆびぬき作品をシェアする時間をご用意していますので、ぜひ完成に向けて頑張ってください。フォローアップタイムでは、大西さんに質問をする時間もご用意しておりますので、作品の完成途中で行き詰ってしまった場合などもご安心ください。

作品のシェアと質問のあとは、大西さんのゆびぬき作品を見せていただきます。135点ものゆびぬき模様が載っている、大西さんの著書「はじめての加賀ゆびぬき」のご紹介もしてもらいます。絹糸からこんなに様々な美しい模様がつくりだせるとは、、。

一時期はつくる人が減ってしまい、伝統が途切れかけてしまった加賀ゆびぬき。今はその美しさやつくる楽しさが見直され、新しい模様も次々と生み出されているそうです。きっと加賀ゆびぬきと一緒に、そこにあるものを使って美しい毎日を作り出していく昔の人の知恵や想いも一緒に受け継がれているのですね。

６人限定のワークショップです。ぜひ、ご参加下さい。

(大西さんの書籍と加賀ゆびぬきキットの販売もしています。書籍とキットのご購入はこちらから。)

*9/16（水）18時までは、サポート会員先行申込み期間となります。

サポート会員お申込みはこちらから。

講師の大西由紀子さん。
大西さんのつくるゆびぬきは本当に綺麗！

今回は土台はこちらで用意して
一番楽しく難しい糸をかがるところからスタートです。

オンラインでも見えやすいように
由紀子さんは大きいゆびぬきで実演です。

大西さん著書「はじめての加賀ゆびぬき」
こちらの本の中身も紹介していただきます。

その他注意事項:
※準備の都合上、キャンセルは1週間前迄とさせていただきます。
※スマホからお申込いただく際に、クレジットカード決済通信中に通信が途切れてエラーとなるケースがあります。カード決済をする際は、電波の安定した状況で行って下さい。